NISA口座で買った株は、信用取引の担保になりますか?

NISA口座と信用取引の関係についてご説明します。

 

信用取引とは?

 

株式投資を行う場合、株式を安く購入して高く売る売却益を得る、株式を購入したまま保持して配当金を得る、ことが一般的に利益を生み出す方法です。これらは、株式の現物取引と呼ばれます。以前は、株式を購入した人の名前が紙でできた株券に記載されており、株式の現物を取引するというイメージでした。現在は、株券は電子化されたため、株式の実物を見る機会はありませんが、現物取引という言葉は続いています。

 

一方、株式投資の場合には、現物取引とは別に信用取引という取引方法があります。これは、株式を購入する際、実際に自分の資金で購入するのではなく、株式を購入する資金を証券会社から借り入れて購入する方法です。これを信用買いといいます。

 

信用取引では、最初に株式を買うだけではなく、最初に株式を売って、その後買い戻すという投資方法もあります。この方法を信用売り、または、空売りといいます。信用売りでは、証券会社から株券を借りて売ります。空売りで売った代金は、自分の口座に入るわけではなく、証券会社が管理します。後に株券を買い戻して、株券を証券会社に戻します。売買代金の差額が自分の口座に入金されたり、自分の口座から支払ったりします。

 

信用取引の担保とは?

 

信用取引では、信用買い、信用売りとも、自分自身の資金で取引を行うわけではなく、証券会社から資金や株券を借りて取引を行うことになります。証券会社から借りる関係が信用から成り立っているため信用取引と呼ばれます。

 

信用取引で借りることができる資金や株券の価値に対して、委託保証金と呼ばれる担保を自身の口座に差し入れる必要があります。株式取引の場合、取引できる最大限の価格の30%程度が委託保証金として必要です。逆に言うと、信用取引では、口座に入金している現金の約3倍の取引を行うことができます。

 

担保は、口座に入金した現金だけではなく、口座で保有している現物株式も充てることができます。株価は常に変動しますので、現物株式の担保としての価値は、現在の価値(株価×保有株数)の8割程度となることが一般的です。

 

NISA口座で保有している株は、信用取引の担保にできるの?

 

NISA口座では、現物取引のみが可能で、信用取引を行うことはできません。ただし、NISAで株式投資をする場合、長期保有することが多く、特定口座や一般口座のように現物株式を信用取引の担保にできれば、さらに幅広い投資が可能になります。

 

しかし、残念ながら、NISA口座で現物株式を保有していても、信用取引の担保に充てることはできません。信用取引の担保とするためには、NISA口座から課税口座へ株式を移管する必要があります。

NISAで選ぶなら!証券会社人気ランキングBEST3